快進撃のいきなりステーキが、いきなりマクドナルドになる7つの理由
こんにちわ。
ジェネストリームの秋貞です。
一部の方は既にご存知だと思いますが、私いきなりステーキがとても好きで、週に2回は通っています。
いつもお願いするのは、リブロース350g、コーンをブロッコリーに変更、サイドメニューは黒烏龍茶。
ご飯という邪道なものは食べず、肉のみを食す。
「肉は熱いうちに食え」とステーキの神様がおっしゃったことを忠実に守り、5分で完食します。
肉マイレージカードは未だゴールド。
プラチナまであと13kgです。
そんな愛してやまないいきなりステーキに異変が起こっているので、この声をいきなりステーキの方に届けたく、今日は苦言を呈させていただきたい。
ことの発端は一通のメルマガ
3日前に一通のメルマガが届きました。
それがこちら。
そっか、いきなりステーキも大変ね。と見ていましたが、問題はここです。
我らが黒ウーロン茶はゴールドカードだと無料で飲めるのに、それが100円に値上がりするとのこと。
この黒ウーロン茶無料を目当てにゴールドカードにしたといっても過言ではないです。
(ちなみに、ゴールドカードは合計3,000g以上食べる必要があります。)
そしてソフトドリンクは全て300円なのに、黒ウーロン茶だけ飲めなくなるんです。
いやいや、原価率違うんならそもそも価格設定がおかしいでしょ。
それなのに、黒ウーロン茶だけが特典から除かれるのはちょっと納得できません。
しかも肉マイレージに加入するために100円支払っています。
かつ、3,000g食べるために、リブロースに18,000円かけてきてるわけです。
そこまで会員を煽っておきながら、会員になったら一番飲まれているであろう黒ウーロン茶を特典から除くのは、やり方としてフェアじゃないと思います。
「ファンになったらファンの望むサービスを切る」
これは一ファンとしてとても悲しです。
我々の悲痛な叫びは届かなかった
これに対して、友人2名(A氏とB氏)が問い合わせから意見を送りました。
そうすると返ってきたのは、それぞれ以下の返信。
※返信してくださった担当の方の名前は念のため伏せておきます。同一名で返信をいただきました。
A氏に対する返信
B氏に対する返信
まったく一緒の返信を頂きました。
「特典が変更されるのであればもう利用しません」というクレームなのに、テンプレ回答はちょっとひどいなと。
しかも昨日今日のファンではなく、ゴールドを有した一定の固定客からのクレームです。
(A氏もB氏も、週に2−3回通っていました。)
これはさすがにがっかりし、裏切られた気持ちになります。
なので、いきなりステーキのサービスの質の低下について最近思っていたことを7つにまとめておきます。
このまま、いきなりステーキがなくなってしまうと僕としても悲しいので、ペッパーランチの方に届くことを祈って書いておきます。
マクドナルドのような凋落を招く可能性がある7つの理由
1.周知が不徹底
先ほどの値上げ、適用されるのが 3月1日からです。
それをメルマガですぐに告知するのはいいなと思っています。
しかし、仕事仲間で3日前にようやくゴールドに上がったC氏にその事実を伝えると、特典が変更されたことは知りませんでした。
その時に配られた紙にもその記述がありません。
またHPでもまだ修正されていません。(2016年1月15日時点)
この状態で今ゴールドを目指している方がいる場合、裏切られた気になるのではないでしょうか?
2.サービスの質の低下
これは最近顕著です。
具体的には、まず鉄板が熱々になっていない。
また店舗によっては消臭剤がない。
店員の声も小さく、コミュニケーション量も減っている。
6ヶ月位前は、店員も笑顔で声も大きく、細かいところまでサービスが行き届いていました。
なので、1回1800円ほどの価格でも満足度が高かったのです。
しかし今やステーキを食べる時のサービス(鉄板の温度)にまで影響が出ているので満足度は低いです。
3.スキルの低下
いきなりステーキに行った方が最も興奮するのは、そのカットスキルの高さ。
300gというと、±5gという精度でお肉を切ってくれるのは純粋に「すごーい!」でした。
しかし最近は、300gとオーダーすると「320g」であったり、「280g」であったり。
しかも少ない時でさえ、「これでよろしいでしょうか?」と聞いてくる有様。
先日はまさかの3回切り直しでした。
4.FCの弊害
最近のいきなりステーキは、FC展開で全国に店舗を展開しています。
2016年1月15日時点で79店舗。
しかしそのせいか、スタッフの質が追いついていないのです。
FCを加速させるとよくあることです。
まさに渦中のマクドナルドに関して言えば、数年前からスタッフからオペレーション効率化に対する味の低下が嘆かれていました。
151: 名無しさん@0新周年 2014/10/08(水) 02:18:28.75 id:Bkn4zxy1i
俺がバイトをしていた10年くらい前、ある日からフィレオフィッシュの魚に塩を振らなくなった。
マニュアルが変わったそうだ。食べた店長や社員は
「まあ、元々隠し味的なものだし、味も変わらないねw」
と言ってたが、
普段あまり食べない俺は、すぐに気づいた。
これ気付かないってマジかよ?と思ったが、
この人達もサラリーマンだから
会社の方針には逆らえないんだろうと思った。それから数年後、
朝マックのイングリッシュマフィンにバターを塗らなくなった。
代わりに変な匂いのするオイルをスプレーで吹き付けろと言う。
会社がやった調査では、
これを吹き付けたら食感は変わらないそうだ(味は?)それから数年後、
パンを焼くトースターが変わった。
ビッグマックの真ん中のパンは片方しか焼けなくなったが、
味は変わらないらしい。
以前のトースターの35秒より恐ろしく早く、4秒で焼ける。
4秒で焼けたパンを食べた時、泣きそうになった。
当たり前だが焼けてるのは表面だけで、
しっかりパンを焼いた時に出る甘い香りは全く消え失せていた。店長は、凄いだろ!と言い、社員も笑っていた。
このトースターのおかげで
作り置きが無くなって食品ロスは劇的に減ったが
今度は値段を上げ始めた。客が離れても仕方のないことを
ずっとやり続けている気がする。
ステーキチェーンのケネディでは最近こんな問題が炎上してましたね。
5.安く集めて高く売るモデル
ぶっちゃけ黒ウーロン茶の特典がなければ、特に飲み物も飲まないので肉マイレージ作らないです。
肉マイレージがなければ友達を誘いもしなかったです。
肉の価格が高くなるのはわかります。(確か昔はリブロースは5円/1gだったのですが、今は6円/1gです。)
しかしもっと誠実なやり方があるのでは?と思ってしまいます。
(追記)
安く集めて高く売るというのは、まさにマクドナルドがやっていたことです。
例えば、100円マックで集客してその後値上げするみたいな。
これってファンに対する裏切りに見えてしまいますし、今後も同じことあるんだろうなと思うと警戒心が強くなってしまいますよね。
6.客の数が減っている
正直、1回行くと1800−2500円取られるのは高いと感じると思います。
しかし、5円/1g〜というなんだか安い感じや立ち食いステーキという話題があって、当初は1日中行列でした。
しかし今は、1000円のランチ帯ですら行列を見ないです。(東京駅のような店舗は別です。僕のよく行くのは渋谷桜丘店と公園通り店です。)
目新しさできているという人は明らかに少なくなっています。
7.あきられてきた
いきなりステーキのビジネスのキモは話題作りです。
つまり、話題を作って口コミや興味をそそることで広告費を削減し、
集客にコストをかけずに高回転にすることで儲けを出すビジネスモデルです。
そのために重要なことは、
- 話題
- ヘビーユーザー
です。
話題を作り来店させ、ヘビーユーザーに連れられて新規ユーザーを来店させるというスキームです。
この話題作りが今はまったく機能性していません。
それに加えてヘビーユーザーをないがしろにする施策をとってしまうと、さらに値上げするというスパイラルにはまり、閉鎖という流れになってしまいます。
まとめ
あの上質なステーキをあの価格で食べられる飲食店はやはりありません。
なのでなんとしてもいきなりステーキには生き残って欲しいのです。
しかしこのままではヘビーユーザー離れが進む可能性が高いです。
マクドナルドのようになってほしくない。
なんとかして、ペッパーランチにこの声を届けて改善していただきたいと願いを込めて、記事を締めたいと思います。
おまけ
いきなり童貞の方はお気軽にお声がけください。
僕が童貞を捨てさせてあげます。
続報
このブログを受け、いきなりステーキが動きました!
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最終章
1月27日に最終章更新しました。