1日の終わりに反省すべき5つのこと
こんばんわ。
終戦70年に加え、安全保障の転換期というピリピリしたタイミングに、澤選手の結婚話が降ってきて、日本はまだまだ平和だなと実感した本日19時。
で、そんなタイミングなので最近読み直している漫画があります。
その名も「ジパング」。
日本が変わったところと変わっていないところ
このジパング全43巻あるのですが、kindleでも購入できるので、お盆にぜひ読んでみてください。
ざっくりとお話しすると、海上自衛隊のイージス艦が1942年の第二次大戦中にタイムスリップし、その中である将校を助けたがために、徐々に正しい歴史とずれていき・・・。みたいなお話し。
これを読んでいると、旧日本海軍と海上自衛隊が対比して書かれているので、戦争に対する意識や、愛国心に対する違いがよくわかります。
しかしその中でも、実は変わっていないこともあります。
それが将校教育の中で使われていた「五省」という訓戒。
五省
まず五省を引用しておきます。
一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか
〔誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか〕
一、言行(げんこう)に恥(はづ)る勿かりしか
〔発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか〕
一、気力(きりょく)に缺(かく)る勿かりしか
〔物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか〕
一、努力に憾(うら)み勿かりしか
〔目的を達成するために、惜しみなく努力したか〕
一、不精(ぶしょう)に亘(わた)る勿かりしか
〔怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか〕
この五省は昭和7年、海軍兵学校長 松下元(はじめ)少将が創始したとのこと。
この松下校長が、将来海軍将校となるべき兵学校生徒の教育のために考え出したのが、5つの教訓「五省」です。
松下校長はこの五省を、
日々の各自の行為を反省させ、翌日から自分で改善して行動できる自律した人材を育成するため
日々生徒に復唱させていたそう。
たかが精神論、されど精神論
昔は僕も精神論者で、「風邪をひくのは気が緩んでいる証拠」とか「気合で売上を作る」ということを実践していました。
(売上気合で作るとかすごいっすよね。でもできるんですよ(笑)これはこれで知りたい方には教えます。)
この精神論を真に受けると完全に間違っているのですが、ある側面では正しい一面を持っているのです。
それは、
自律する精神
という考え方においてです。
自律とは読んで字のごとく、「自分で律する」ことです。
自律するためには、自分を正す強靭な精神力が必要です。
その強靭な精神力は、日々の鍛錬でしか生まれず、その鍛錬の心得がまさに五省の思想だと思うのです。
自分を日々振り返り、明日はさらによくしていこうという向上心
一つづつしか実践できないかもしれないし、一つできれば他のことができないかもしれない。
しかしその苦しみや葛藤を日々乗り越えることで、自律した人間になれるのだと思います。
偉人たちが遺してくれた教訓を胸に、明日はまた違う自分に脱皮していきたいですね。
僕の場合は、
一、努力に憾(うら)み勿かりしか
〔目的を達成するために、惜しみなく努力したか〕」
を振り返り、明日に活かそうと思います。
おまけ
キングダムが好きです。