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頭の中を空っぽにするブログ

株式会社ジェネストリームを経営しています。スタートアップ、ベンチャー経営から分かった事や感じた事を書いていきます。

Googleの新サービス「Inbox」の描く未来とは?

本日朝から、Googleの新サービス「Inbox」の話題で盛り上がっていました。

 

海外のインフルエンサーコミュニティ9to5でも早速取り上げられていました。


Google’s new Inbox app is a marriage between Gmail and Google Now (update) | 9to5Mac

 

まだ「Inbox」で具体的にできることについて詳細に書かれている記事は少ないので、翻訳して引用します。

 

引用

Today, Google unveiled a new email solution called Inbox, which looks like a marriage between Gmail and Google Now. Currently available by invitation only, this new app takes bits from your email like purchase invoices and bank statements and groups them together for fast access. Like Google Now, Inbox adapts to the way you operate, highlighting key pieces of emails like flight plans, photos, documents and upcoming event information.


今日、GoogleはInboxと呼ばれる新しいEmailソリューションを発表した。それは、GmailGoogle Nowが融合したようなものだ。現在、紹介された人のみ利用可能で、料金明細や口座状況をgooglから取得し、それらをグループにしてより速くアクセスできるようになった。googlenowのように、inboxはあなたの利用方法に適応し、フライトプランや、写真、文書とイベント情報のメールをハイライトしてくれる。

 

In addition to monitoring message-related content, Inbox will display relevant information from the web such as flight status and package deliveries that weren’t included in your original email. Billed as a working email system, Inbox lets you set reminders that help you prioritize upcoming tasks by displaying email and reminder cards on the fly.

 

メッセージに関連する内容をモニターする上に、inboxは、メール原文に記載されていない飛行機の運航状況や、荷物の運送状況もネットから拾い集めてくれる。

emailシステムの一環としてみられるため、inboxはemailとリマインダーカードを表示することで次のタスクの優先順位をつける手助けもしてくれる。

 

So does the release of Inbox mean that Gmail is operating on borrowed time? Probably not. However, the addition of this new software appears to be more akin to the company’s recent approach with Hangouts and its new Messenger applications. Inbox is currently available to download for Android and iOS users, however you’ll need to receive an invitation for your respective platform in order to take Google’s new email app for a spin.

inboxはgmailが時間短縮のためにリリースしたのだろうか?おそらく違う。しかし、この新しいソフトウェアの追加は、同社が近年取りかかっていたHangouts and its new Messengerアプリと同属となるのだろう。現在inboxはandoroidとiosに対応しているが、利用するためには、プラットフォームからの招待を受けなければいけない。

 

Update: If you’re among the lucky few that happen to get access to Inbox before the masses, the only browser it works with is Chrome. Google says that support for Safari and other modern browsers is in the works.

追記:もしあなたが、幸運にも世間よりinboxを早く利用できたら、それはクロームでしか利用できないことを覚えておいてほしい。サファリやほかのブラウザーへの対応は準備中だ。

 


The Inbox that works for you - YouTube

 

要は、

メールの内容からユーザーに必要な情報をまとめて教えてくれる

というもの。

 

コンテキストを読み取って答えを出すというアプローチですね。

 

所感

この「Inbox」を見て僕が感じたことを書いておきます。

 

まずこの「Inbox」はGoogleNowを強化するための実験なんじゃないかな?と思ってます。
そしてゆくゆくはGoogleNowにGmailが取り込まれる的な。


なぜなら、MailではなくInboxという名称を意図的に使っているという意図は、サービスから機能への格下げと見えるため。

つまり、Gmailというサービスから、Inboxという機能に格下げをしてGoogleNowの一機能に取り込んでいくという変化を目指しているのではないかという事です。

 

ただしこれが実現するためには、死守すべき大きな前提が2つあります。

それは、

  • メールは死なない
  • アカウントはメールにひもづく

ということ。

 

特に後者は非常に重要なポイントです。

 

なぜなら、例えば今はSNSはメールを元にした認証を取っていますが、これは前近代的なPC世代の考え方です。
スマホ世代では電話番号が認証の手軽さとして市民権を得るでしょう。

 

その代表的な認証は、今日同じく発表のあったtwitterの次世代モバイル認証ですね。

Google vs Twitterが、PC時代 vs スマホ時代という構造に見えてくるのは面白いです。


Twitter、モバイルアプリ向け新SDK「Fabric」発表 パスワード不要の次世代認証「Digits」リリース - ITmedia ニュース

 

ただ、上記戦いで勝てなくともGoogleにはまだ前者の「メールは死なない」という部分で勝機がありそう。

具体的には、ビジネスシーンではメールがコミュニケーションの王者として君臨していること。

 

相手に負担や失礼を与えないコミュニケーションプロトコルとして、自分だけでなく相手にも浸透しているというこの事実に大きな意味があります。

Twitterはそのコミュニケーションプロトコルとしても機能しているんですが。

 

そうすると、今後GoogleCRMツールをGoogleDriveの中に統合していくとか、

「Inbox」APIを公開して様々なCRMツールと連携できますという開発環境の公開も攻勢をしかけてきそうですね。

 

どっちにしろ、コンテクストを読み取る戦略には間違いがないと思います。

「彼らの作った世界はどういった状態になるのか?」をイメージして先にプロダクトを作るという視点を持っていきたいですね。