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頭の中を空っぽにするブログ

株式会社ジェネストリームを経営しています。スタートアップ、ベンチャー経営から分かった事や感じた事を書いていきます。

仕事で使えるスケジュール調整LINE bot「Cubot(クウボット)」作りました

こんにちは。

 

ジェネストリーム代表取締役の秋貞です。

 

弊社では現在、「Cu-hacker(クウハッカー)」というスケジュール調整サービスを開発・提供しています。

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cu-hacker.com

 

Cu-hackerは、googleカレンダーと同期してご利用いただく、スケジュール調整用のメールを自動的に作成してくれる生産性向上ツールです。

 

具体的には、カレンダーの空き時間をクリックするだけでスケジュール調整メールを作成してくれるというもの。

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今はCu-hacker上から自分で日程を確認し、空き時間をクリックすることで調整メッセージを作成していました。

しかしこれはクールではありません。

 

そこで、「空き時間」とLINEやfacebook messengerから入力すると、自分のカレンダーから空き時間を自動的に探してきてテキスト化してくれるbotを開発することにしました。

 

bot × Cu-hackerの開発の背景

なぜbotの開発を始めたかというと、先日 LINE botfacebook messenger bot の2つが立て続けに公開されたためです。

 

そもそもbotとは、人に変わって自動的に作業を行うプログラムのこと。

 

つまり今回Cu-hackerでやろうとしたことは、「人がスケジュールを確認して空き時間を選択する」という作業を自動的に行えるようにしてしまおうというチャレンジです。

 

Cubot(クウボット)の完成

 そんなこんなで社内エンジニアが、Cu-hacker bot 略して「Cubot」を開発しました。

 

Cubotに対して「空き時間」と送ると、直近3日分の空き時間を自動的に返信してくれるのです。

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うん、すごく便利笑

 

もちろん、Cubotは営業時間(=ワークタイム)や予定の前後に移動時間を加味してくれるので、詰め詰めのスケジュールになってしまうということはありません。

私の場合、ワークタイムを10:00−22:00とし、予定の前後に1時間の移動時間を加味してCubotが空き時間を出してくれています。

 

このCubot、LINEの仕様上50名しかご利用いただけません。

β(テスト)版でもいいから使ってみたいという方がいらっしゃっいましたら、下記リンクからお問い合わせくださいませ。

秋貞に直接問い合わせる

 

facebook messenger bot ももう開発が完了し、facebookの審査待ちとなっております。

審査を通過し次第またご報告させていただきます。

 

Cubotの未来

ここれから、Cubotの今後実現していきたい未来を簡単に。

 

  • 日時を指定して空き時間を抽出。
  • LINEやfacebook messageから予定を登録
  • LINE グループやfacebook message グループに入っている人たち全員の共通の空き時間を自動的に検出。
  • 相手の送ってきた日時に対して、自分の空き時間とマッチするか自動的に判定。
  • 予定に必要な書類や目的地への行き方をLINEとfacebook messege上で教えてくれる。
  • botが自動的に相手とやり取りをし、自動的にスケジュール調整を完了してくれる。

 

つまり、botをバーチャル・パーソナル・アシスタントに見立て、スケジュール調整やその前後の作業を自動的に行ってくれるように進化させていく方向に舵をきることになります。

 

ここから、botはビジネスモデルを選ぶものの、AI(人工知能)と相性がいいということが分かります。

 

というのも、botはある条件の情報を自動的に探しに行くという「検索のインターフェース」を置き換えるものであり、AIは「検索対象を探してbotに渡す」という行為を担当することになるからです。

また、「検索対象をパーソナライズする」ということもAIが行うことになるためです。

 

このbot×AIの世界にはどんなチャンスとリスクが存在しているのか、僕なりにまとめてみました。

 

bot×AIのチャンスとリスク

チャンス 
  •  クラウドソーシングにかけていたコストが低下、もしくは一人当たりの生産性が向上
  • インターフェース開発が不要になるので開発障壁が下がる
  • パーソナライズされたコミュニケーションによるマーケティング効果の向上
  • ソーシャルグラフとつながることで、BtoCサービスのCRMのあり方が書きかわる
  • ソーシャルグラフを活用することでバイラルを活用した集客が容易になる
 
リスク
  • UIデザインは競争力になりにくくなる。

  これからはコンテクスト・デザイン(どんな対話体験や文脈体験ができるか?)が必要になる。 

  • 自然言語処理やパーソナライズ技術を持った人材の獲得コストが増加する
  • アウトプット精度が低かった場合にユーザーが定着しにくくなる
  • データ収集とデータ整理の技術・ノウハウの差によりサービスが二極化
  • bot専門の担当者が必要になる

 

botにチャレンジする上で経営者として気をつけるべきこと

今回は社内のエンジニアリソースをLINE botfacebook メッセンジャーチャットbotに2週間まるまる突っ込みました。

これはつまり、開発の優先順位を最優先に置いたということです。

 

その理由として社内エンジニアと話している時、

  • 「ジェネストリーム以外の会社が調整系のbot作ったらどうするんですか?」
  • 「ユーザーのワクワクを作っていかないと失望されちゃうんじゃないですか?」

という発言をしてくれたからです。

 

このおかげで一気にbotに力をかけることができました。

 

そしてその2週間の経験の中から、botを開発する上で経営者として判断する基準のようなものが見えたのでまとめておきます。

 

  • 自社サービスのAPIが整ってないのであれば、主たるリソースを配分する必要がある。
  • 利用するために認証が必要なサービスも同様。
  • 経営上の優先順位上どこに位置付けられているかを一度立ち止まって考える必要がある。
  • 初めからパーフェクトなbotを出さず、技術検証に集中する。その結果をみて、本開発やチューニングにどこまでリソースを割くかを決める。
  • 一定期間で、主たる業務とbotを改善させる時間を分けていく必要がある。

 (ex.毎週何曜日はbot用にapiを整備する日など)

 

 まとめ

botはビッグチャンスだと思っています。

新しい世界観を作っていうこともそうだし、技術力を加速させるという意味でも。

 

しかし同時に、集客や課金という点に対してはハードルも上がってきます。

 

自社サービスの特性をしっかり理解して、そのロードマップ上にbotやAIをどう位置付けられるのか?ということは立ち止まって考えてみるといいと思います。

 

おまけ

「Cubot」ってかわいいですよね。

誰かキャラクターに書き起こしてくれないかな。